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プロンプティングの基礎

初級

「AIの出力がいまいち」と感じる原因の多くは、実は仕様が曖昧なプロンプトにあります。プロンプトを直せば出力は劇的に変わります — 小手先のテクニックは不要です。これが土台であり、プロンプティングで扱う内容はすべてこの上に積み重なります。そして、どんなAIにも応用できます。

たった一つの習慣: 明確かつ率直に伝える

モデルを、頭は切れるが言葉どおりにしか受け取れない、あなたの心を読めない新しい同僚だと考えてください。次の5つを伝えましょう。

要素自問すること
目的本当に欲しいものは何か?「コールドメールを書いて…」
読み手誰に向けたものか?「…多忙な病院の調達担当者に」
背景何を知っておく必要があるか?「当社はスケジューリングソフトを販売しており、週に約6時間を節約できます」
形式出力はどんな形にすべきか?「120語以内、短い3段落、CTAは1つ」
トーンどんな印象であるべきか?「プロフェッショナルで温かく、押し付けがましくない」

まとめると、こうなります。

「多忙な病院の調達担当者に向けたコールドメールを書いてください。当社は週に約6時間を節約できるスケジューリングソフトを販売しています。120語以内、短い3段落、プロフェッショナルで温かく、しかし押し付けがましくないトーンで、最後は明確な1つの行動喚起で締めくくってください。」

このプロンプトは、「コールドメールを書いて」よりも毎回優れた結果を出します。

効果が大きい5つのアップグレード

  1. 例を示す。 欲しいスタイルや形式のサンプルを1つ示すこと(「この声のトーンに合わせて: …」)は、言葉で説明するよりも早く伝わります。これがfew-shotプロンプティングです — Few-Shotを正しく使うを参照してください。
  2. 役割を与える。 「あなたは几帳面なコピーエディターです」と伝えると、適切な振る舞いが引き出されます。
  3. 難問では思考を求める。 「最終的な答えを出す前に、ステップごとに考えて」と伝えると推論が改善されます(chain-of-thought)。
  4. 出力を制約する。 「前置きなしでJSONだけを返して。」「ちょうど5つの箇条書き。」具体的な形は使いやすくなります。
  5. 反復する。 最初のプロンプトは下書きです。平易な言葉で改善しましょう: 「もっと短く」「もっと専門的に」「反論を1つ追加して」。

やめるべきアンチパターン

  • キーワード羅列(「メール 顧客 割引」)— 検索エンジンを使っているわけではありません。完全な文章で書きましょう。
  • ❌ 大量の背景情報の中に依頼を埋もれさせること。指示は冒頭に置き、入力が長い場合は末尾でも繰り返しましょう。
  • ❌ それが自分にとって何を意味するかを言わずに使う曖昧な品質表現(「良い感じに/プロっぽく」)。
  • ❌ 過去のチャットを覚えていると思い込むこと。デフォルトでは覚えていません — トークン、コンテキスト、メモリを参照してください。

いますぐ試す

下で構造化されたプロンプトを組み立て、Claudeにコピーしてみましょう。役割・目的・形式・トーンを明示することで、すべてが変わるのを実感できます。

あなたのプロンプト
Task: <what you want done>
If you're unsure or lack the information, say so instead of guessing.

次に、普段入力しているプロンプトを取り上げ、ここで作り直して、2つの出力を並べて比べてみてください。その対比こそが、この章で学ぶことのすべてです。

次のステップ